ストレートと同じフォームで投げるが、球速が遅い変化球。打者のタイミングを外し、緩急をつける。現代野球では『パワー・チェンジアップ』も登場し、140km/h超の高速化が進んでいる。
1900年代初頭から存在していたが、1980年代にメジャーリーグで科学的に研究され、現代野球の必須球種となった。2020年代は『速いチェンジアップ』と『遅いチェンジアップ』の二極化が進み、投手の個性に応じた多様な派生種が生まれている。
ボールを手のひら全体で包み込むように握る。親指と薬指でボールを支え、人差し指と中指は添える程度。派生種によって握り方が大きく異なる。
ストレートと全く同じフォームで投げる。リリース時に手のひらでボールを押し出し、回転を抑える。ただし、パワー・チェンジアップの場合は手首の『手加減』で球速を調整する。
チェンジアップで601セーブ、殿堂入り
チェンジアップで3度のサイ・ヤング賞
145km/h超のパワー・チェンジアップで新時代を開く
手加減で135-137km/hのチェンジアップを投げ分ける
精密なコントロールのチェンジアップ
トレバー・ホフマンのチェンジアップは「打てない魔球」として恐れられ、通算601セーブはMLB歴代2位の記録。2018年に野球殿堂入りした。
ペドロ・マルティネスは、チェンジアップとファストボールの組み合わせで3度のサイ・ヤング賞を受賞。1999年には23勝4敗、防御率2.07、313奪三振を記録。
デグロムのパワー・チェンジアップは球速145-147km/hに達し、ストレート(170km/h超)との球速差をわずか20-25km/hに抑える。打者は『フォアボール』と思って構えるが、手元で急激に沈んで空振りを誘う。