縦方向に大きく落ちる変化球。打者のタイミングを外し、空振りや凡打を誘う。野球史上最も古い変化球の一つ。
1870年代にキャンディ・カミングスが開発したとされる。日本には1900年代初頭に伝わり、沢村栄治が「ドロップ」として投げた。現代でも多くの投手が使用する伝統的な変化球。
人差し指と中指を縫い目にかけ、親指はボールの下側に置く。中指を縫い目にしっかりかけすることが重要。
腕を上から振り下ろし、リリース時に手首を内側に捻る。ボールに縦回転をかけ、重力と相まって大きく落とす。
日本プロ野球の伝説的投手、「ドロップ」を武器に
圧倒的なカーブで3度のサイ・ヤング賞
通算400勝、カーブの名手
大きく曲がるカーブでサイ・ヤング賞
精密なコントロールのカーブ
沢村栄治は1934年11月、来日したベーブ・ルースを「ドロップ」で三振に仕留めた。全米選抜を相手に9奪三振の快投を見せた。
サンディ・コーファックスのカーブは「12時から6時の方向に落ちる」と表現され、1965年には382奪三振のシーズン記録を樹立した。
金田正一は1956年から1959年まで4年連続で300奪三振以上を記録。通算400勝は日本プロ野球の不滅の記録とされる。