ストレート系

フォーシーム

球速: 140-165km/h (87-103mph)

特徴

野球における最も基本的な球種。4本の縫い目が回転軸に対して垂直に回転し、最も速く、最も伸びのあるストレート。

歴史

野球の誕生とともに存在する最古の球種。1800年代後半から投手の基本球として確立。現代では回転数が重視され、高回転のフォーシームは「ライジングファストボール」として打者の上を抜けていく軌道を描く。

握り方

ボールの縫い目の最も幅が広い部分に人差し指と中指を揃えて置く。親指はボールの下側、縫い目の間に置く。指は縫い目に軽くかける程度で、深く握りすぎない。

投げ方

腕を最大限に振り、リリース時に指先でボールに強いバックスピンをかける。手首は固定し、指先でボールを押し出すイメージ。体重移動をしっかり行い、下半身の力を上半身に伝える。

練習方法

  • 1ネットスローで正しいリリースポイントを確認(毎日50球)
  • 2壁当てで回転軸を安定させる練習
  • 3ロングトスで腕の振りを大きくする(週2-3回)
  • 4プライオボールトレーニングで球速アップ
  • 5ビデオ撮影でフォームチェック(週1回)

投球のコツ

  • 指先に力を入れすぎず、リラックスして投げる
  • リリース時に手首を返さない
  • 腕を最後まで振り切る
  • 下半身の回転を意識する
  • 回転数を上げるために指先の感覚を研ぎ澄ます

有名な選手

大谷翔平
ロサンゼルス・ドジャース

最速165km/h、高回転で「ホップする」ストレート

佐々木朗希
千葉ロッテマリーンズ

最速165km/h、完全試合を達成

ノーラン・ライアン
MLB

最速100mph超(諸説あり)の伝説的速球投手。通算5,714奪三振のMLB記録保持者

アロルディス・チャップマン
MLB

最速105.8mph(約170km/h)を記録

藤川球児
元阪神タイガース

「火の玉ストレート」で三振の山を築く

逸話

大谷翔平の165km/hのストレートは、回転数が毎分2,600回転を超え、物理的に「浮き上がる」軌道を描くと言われている。

ノーラン・ライアンは46歳まで現役を続け、通算5,714奪三振というMLB記録を樹立。その原動力は衰えないストレートだった。

藤川球児の「火の玉ストレート」は、打者が球筋を見極めていても打てない「見逃し三振」を量産した。2006年には101試合に登板し防御率0.68を記録。

佐々木朗希は2022年4月10日に28年ぶりの完全試合を達成。その試合では19奪三振(日本タイ記録)を記録し、13者連続奪三振も達成した。

関連動画

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