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ストレート系

ムービング・ファストボール

球速: 140-160km/h (87-99mph)

特徴

投手の意図とは関係なく、自然に動くストレート。投手の指の長さや握り方、リリースポイントによって独特の変化が生まれる。

歴史

昔から「クセ球」として知られていたが、近年のトラッキング技術の発達により、その動きが科学的に解析されるようになった。投手固有の特徴として注目されている。

握り方

基本的にはフォーシームやツーシームの握りだが、投手の手の大きさや指の長さによって自然に変化が生まれる。

投げ方

特別な投げ方はなく、ストレートを投げるつもりで投げる。投手の腕の角度やリリースポイントの個性が変化を生む。

練習方法

  • 1自分のストレートの動きをトラッキングデータで確認
  • 2ビデオ分析で自然な変化の傾向を把握
  • 3その変化を活かす配球パターンの研究
  • 4キャッチャーとの綿密な打ち合わせ
  • 5実戦での効果測定と調整

投球のコツ

  • 無理に変化をつけようとしない
  • 自分の自然な投球フォームを大切にする
  • 変化の傾向を理解して配球に活かす
  • コントロールを優先する
  • 打者の反応を観察する

有名な選手

グレッグ・マダックス
MLB

自然に動くストレートで打者のバットの芯を外し続けた

黒田博樹
元広島東洋カープ

微妙に動くストレートでメジャーでも活躍

前田健太
デトロイト・タイガース

「マエケン体操」で有名だが、動くストレートも武器

菅野智之
読売ジャイアンツ

精密なコントロールと微妙に動くストレート

ダルビッシュ有
サンディエゴ・パドレス

多彩な球種の中で、動くストレートも効果的に使用

逸話

グレッグ・マダックスは球速150km/h未満ながら、動くストレートと精密なコントロールで355勝を挙げた。通算与四球率は1.80と驚異的な制球力を誇った。

黒田博樹はメジャーリーグで「ムービング・ファストボール」として評価され、日米通算203勝を達成。2016年に広島復帰後、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

近年のトラッキング技術により、すべてのストレートは多少なりとも「動いている」ことが判明。完全に真っ直ぐな球は存在しないとされる。

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