投手の意図とは関係なく、自然に動くストレート。投手の指の長さや握り方、リリースポイントによって独特の変化が生まれる。
昔から「クセ球」として知られていたが、近年のトラッキング技術の発達により、その動きが科学的に解析されるようになった。投手固有の特徴として注目されている。
基本的にはフォーシームやツーシームの握りだが、投手の手の大きさや指の長さによって自然に変化が生まれる。
特別な投げ方はなく、ストレートを投げるつもりで投げる。投手の腕の角度やリリースポイントの個性が変化を生む。
自然に動くストレートで打者のバットの芯を外し続けた
微妙に動くストレートでメジャーでも活躍
「マエケン体操」で有名だが、動くストレートも武器
精密なコントロールと微妙に動くストレート
多彩な球種の中で、動くストレートも効果的に使用
グレッグ・マダックスは球速150km/h未満ながら、動くストレートと精密なコントロールで355勝を挙げた。通算与四球率は1.80と驚異的な制球力を誇った。
黒田博樹はメジャーリーグで「ムービング・ファストボール」として評価され、日米通算203勝を達成。2016年に広島復帰後、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
近年のトラッキング技術により、すべてのストレートは多少なりとも「動いている」ことが判明。完全に真っ直ぐな球は存在しないとされる。